そして、石平。

石平をもじって石田衣良というのを初めて知った、最近。

スローグッドバイ (集英社文庫)

スローグッドバイ (集英社文庫)

短編集。最近の石平(こっちのが変換楽。)の短編とか恋愛物は糞つまらなくなってきている。なんか恋愛とかがすっごいさっぱりしていたり、話のマンネリ化だったり。で、掌編みたいなものを読んだわけですよ。最近の文庫。

っっっすっげーつまんね!!

石平の「俺は昔、会社員で超やり手だったんだよー。けど周りが無能すぎたしつまんねーからやめてやったぜ」っていう自慢臭がすごい。その手の話はなんかのメジャーなインタビューで一回だけ言えば良いの。石平のこの話は色んなところで吹聴していてついに本にしたことに絶望した。けれど石平の書く小説は好きだったのでいつあの輝きが戻ってくるかと思うとつい全部買ってしまう。悔しいぜ。

で、スローグッドバイの話。なんかキレイすぎてお洒落をきどってるところがあるんだけど、そこが良い。なんかありえなさそうでありえる話も多かったりして読み物としても読めるしノンフィクション的にも感じてしまう。短編のどの話も性交の描写がでてくるんだけど…石平の描写はエロイ。要はリアルなんだよなー。ま、置いといて。「泣かない」、「フリフリ」、「スローグッドバイ」なんかは別れの始まりって感じがして嬉しくなる。清濁合わさってる感じやらちょっと非現実的な感じがあいまってどうなるかというと…リアルになる気がする。上手い。あー。しかし石平の書く小説はどれも素敵な恋模様が多いんだよね。夢中になってしまうような。
素敵な恋がしたい。←ガチでキモイ。